今回は読書感想記事です。
僕はよくブックオフに立ち寄って、気になった本を大量に買っています。
ブックオフの青いカゴを持って、読みたいと思った本をドサドサとカゴにぶちこむ。僕にとってドーパミンが流れる瞬間の一つです。
先日買った本を1冊ご紹介します。
本田健さん著 "「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する" です。
未来をイメージしそこから逆算する
この本で僕が印象的だった点は、自分にとって最高の未来を思い描き、それを逆算していくという考えです。
具体的には、
- 自分が望む最高の未来を思い描く
- 目的地までのステップを知る
- 通過地点の様子を書きだす
この流れを踏んで行動していくと、うまくいきやすいよという内容。僕はそう理解しました。
自分が望む最高の未来を思い描く
最初のステップは、自分が望む最高の未来をイメージするというものです。
著者の本田さんによると、「実現できたら死んでもいいと思えるほど、ワクワクするような未来」
自分にとって超ワクワクするという未来は何か、これをイメージすると。
実際にこの本を読みながら僕もちょっと考えてみたんですが、なかなか難しかったです(笑)
自分が死ぬほどワクワクする未来は何か?といわれると、簡単には答えられませんでした。
小さなことであれば思いつくんですが、「死ぬほどワクワクするか?」といわれると自信がない。
ただ、ワクワクする未来は何かをちょっとでも考えてみる作業自体、難しくはありますが楽しいです。
スケールを気にせず、思いつくままに紙に書いてみるといいと思います。
目的地までのステップを知る
自分にとってワクワクする未来、実現したら最高にうれしい未来がイメージできたら、次の作業へ移ります。
それは、「その未来を実現するために、どんなステップがどれくらいあるかを調べる」というもの。
イメージした最高の未来の実現までに必要な、具体的な手段を書いていく感じですね。
実際の本の内容では、「ベストセラー作家になる」というゴール設定があり、その実現へのステップが記載されていました。
一部をご紹介すると、
- ブログを書き始める
- ブログ読者が1万人を超える
- 本の原稿を書き始める
- 原稿が面白いか客観的に検討する
- 1冊分の原稿を仕上げる
- 編集者を紹介してくれる人と出会う
- 編集者と出会って、原稿を気に入ってもらう
- 編集会議を通過する
- 営業会議を通過する
・・・
など、これ以降も本の中では続きます。
著者の本田さんによると、ステップとしては30個~100個くらいはあるとのこと。
思い描く未来を先にイメージして、そこから逆算してどういうステップがあるかを考えるという発想です。
正直30個でも書き出すのは大変な作業と思いますが、実現するための手段を実際に考えてみることで、思い描く未来がより身近に感じられるというか、現実にできそうな気がしてきて、実際に行動に移す強い効果があると感じました。
通過地点の様子を書き出す
ゴールまでのステップを書き出したら、今度はステップ1つ1つの内容を掘り下げていきます。
例えば「自分のラーメン店をオープンする」という未来を設定し、その実現のステップの1つに「スタッフを募集する」を書いたとします。
「スタッフを募集する」という通過地点の1ステップに対して、具体的に必要な作業を書いていく作業です。
具体的に必要な作業(例)
- 募集はどうかけるのか(Web?チラシ?)
- どういうスタッフを募集するのか(年代、性別etc)
- 何人募集するのか
- 研修はどう行うのか
など、「スタッフを募集する」というステップ1つに対して、具体的に掘り下げて調査していきます。
著者の本田さんによれば、
インターネットや本で調べたり、その道のプロに聞きに行ったりというリサーチを重ね、自分の中で通過地点の映像がありありと浮かぶようになると、あなたの前にのびている道が「仮」ではなく、「現実」になっていきます。
この部分の著者の考え方で、「なるほど」と思った点があります。
それは、”「通過地点の様子を書き出す」作業をしていて、「面倒くさい」「大変だ」と感じることがあるなら、それはあなたの進む道ではない”という部分です。
実現したい未来を設定し、そのためのステップを一つ一つ掘り下げていく作業。
この作業をしてる時点で「面倒くせぇ」と思ったら、それは本当に実現したい未来じゃないということ。
逆にこの作業をしながら「ワクワク」する感情がわいたなら、それはあなたの進む道ということ。
僕も確かにそうだと感じました。
本当に自分がやりたいことなら、実現ステップを考えるだけで楽しくなりますよね。
この作業を実際にやってみることで、自分の描いた理想の未来が本当に自分にとって実現したいものなのか、しっかり判別することもできるわけです。
紙に書くことが大事
この本で一貫して言われているのが、「紙に書き出せ」というものです。
個人的に印象に残った本の中の文章を、そのまま引用します。
実は、「紙に書く」作業と「キーボードを打つ」作業は、文章を作るという目的においては同じですが、その意味や効用が全く違うのです。
ベストセラー作家のアラン、バーバラ・ピーズ夫妻によると、キーボードを打つときに使う指動作は、8種類のみ。それに比べて、手書きで書くときに必要な動作は、1万種類を超えるそうです。それだけ、記憶に残りやすいということです。
人類が「文字を書く」という行為を始めたのは、もう数千年前に遡ります。
書く対象は、古代では石板であり、時代とともに竹や紙に変わってきました.デジタルに取って代わられたのはごく最近であり、それまでは、ずっと長い間「紙に文字を書く」ことが続けられてきたのです。
書くことは、ゼロから有を生み出していく「創造」の作業です。
僕の人生のノート
僕は「人生のノート」と呼んでいる自分のノートを持って、日々書き込んでいます。
毎日、いろいろ考えることがあると書き出すようにしています。
- 考え付いたこと
- やってみたいこと
- 直近の予定
- 今月達成したこと
- 今月やった新しい挑戦
- 本を読んで印象に残ったフレーズ etc
個人的に紙に書くのが好きなのは、「フリーハンドで自由に書ける」というのと、「すぐ内容を見返せる」というのが理由です。
PCのメモでは、イラストやイメージ図を書いたりするのがなかなか個人的に大変です。その点、紙のノートだとすぐ書けちゃいます。
また、書いた内容をすぐ見返せるので、何回も脳みそに情報が刷り込まれるんですね。
特に自分の書いた目標とか、やってみたいこと、気づいたことを書いて毎日ノートをぱらぱらと見ていると、その情報が記憶に残りやすい。
思わぬところで、ノートに書いたことを思い出すことが多くなります。
手元に置いておいてすぐ内容を見返せるので、例えば1~2年前とかに書いた過去のノートを見返すと、すごく懐かしい気持ちにもなって楽しい。
なので僕は、結構頻繁に自分のノートに日々いろいろ書き込んでいます。おすすめです。
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参考使いやすくておすすめの愛用ノートご紹介(エトランジェ・ディ・コスタリカ)
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まとめ
今回は "「未来を書く」ことで、どんどん夢は実現する"という本の簡単な内容と、僕の感想を書いてきました。
- 自分が望む最高の未来を思い描く
- 目的地までのステップを知る
- 通過地点の様子を書きだす
著者の本田さんは、ゼロから作家になって世界デビューをした方なんですが、そのエピソードも盛り込まれていて面白いです。
僕もこの本を読んでみて、実際に「死ぬほどワクワクする未来は何か?」を考えてみたんですが、ニヤニヤしてしまうほど楽しい時間になりました。
本の中で、僕の好きなディズニーのことについて書いてあったので、ご紹介して終わります。
どんなすごい夢も、幻想からスタートします。最初は周りに笑われたり、バカにされたりするでしょう。なぜなら、その時点では何もないからです。
ウォルト・ディズニーが、フロリダの沼地に世界最大のテーマパークを作ると言ったとき、周りの人は誰も信じませんでした。しかし、彼の頭と心の中では、はっきり見えていたのです。
ウォルト・ディズニーは、ディズニーランドの完成を見ずに、亡くなりました。でも、私たちは、何十年も経ってなお、彼のワクワクのおかげで、素晴らしい時間を過ごせるのです。