初対面の人と話すのって、いろいろ気を遣って緊張しますよね。
今回は、僕がこれまで実践してきた「初対面の相手と打ち解けるコツ」をご紹介します。
視聴者さんからのレター
僕が配信中の「Bobbyのレーディオ」(stand.fm)にて、視聴者さんからレターをいただきました。
レター内容
また、初めての方とお話しする時に気をつけていることはありますか?
私もBobbyさんを見習ってトーク力をぶち上げたいと思っているのでぇ、良かったら教えてください。
人見知りはめっちゃします(笑)
僕が常に心がけているのは、「相手に話をしてもらう」ことです。
ある友達のアドバイスがきっかけ
高校生の頃、先輩と話すときに緊張してうまくコミュニケーションが取れない病になっていました。
最小限の会話はできるのですが、やりとりが続かない。沈黙。帰り道に先輩と一緒になると、会話が続かず大変苦労しました。
友達の一人に、先輩・後輩・先生・初対面の相手など、世代を超えていろんな人とそつなく会話する「超スーパーコミュニケーション野郎」がいました。
その彼と仲が良かったので、僕は彼に相談してみました。
彼自身、もともとコミュニケーションをとるのが得意だったわけではなく、いろいろ本を読んで研究したようです。
僕はそれまで、無理に「自分がいろいろ話をしないといけない」という頭でいっぱいでしたが、逆でした。彼のアドバイスがきっかけで、うまく相手に話をしてもらうように意識したところ、少しずつ先輩とのコミュニケーションが改善していったんですね。
相手を気持ちよくさせる
ハーバード大学の研究によると、人間は誰かに自分の話をしているときに、「快楽中枢」が刺激されます。
おいしい食べ物を食べているときや、報酬(お金)をもらったときに刺激される脳内報酬系(快楽中枢)が、自分の話をするときも同様に刺激されることが分かっています。
確かに自分の話をしているときは気分イイですよね。
相手とコミュニケーションを図るときもこれを応用して、「相手に話をしてもらい、気持ちよくさせる」のがポイントです。
相手に話をしてもらうためには、自分からいろいろ話題を振ってあげる必要があります。
【①】共通の話題をさがす
相手との共通の話題(共通点)を見つけて、その話を振ると強烈に相手と仲良くなれます。
僕がいろんな視聴者さんとラジオでお話がしやすいのは、常に「ディズニーが好き」という共通点があるからでしょう。
メンタリストDaiGoの書籍「超影響力」にも、こんなことが書いてあります。
人は小さな共通点があるだけで相手の話に耳を傾け、受け入れる確率が2倍近く向上することが分かっています。
初対面の相手と話をする際は、できるだけ相手との共通点を探して、その話題で話をするのがおすすめです。
まず、相手がどんなことが好きなのか?何に興味を持っているのか?いろいろ質問をしてみるのがスタートですね。
僕が初対面の相手とよく話題にするのは、
- 休日の過ごし方・趣味
- 映画見るか?(見るなら好きな映画)
- 好きなYoutuber
- 好きな食べ物
- 嫌いな食べ物
- 出身地
好きな食べ物・嫌いな食べ物は意外とおすすめです。同じものが好きor嫌いなら一気に距離が縮まります。
相手の好きな食べ物を聞けたら、さらにおすすめの品やどれくらいの頻度で食べるかなど、話は広げ放題です。
相手にいろいろ質問をするのは気が引けるかもしれませんが、やっていけば慣れます。
僕が読んだおすすめの書籍に「私はどうして販売外交に成功したか」という本があります。
これは日常生活のコミュニケーションですごく勉強になる本です。いくつかご紹介します。
セールスマンは、相手の話を真剣に聞くことがたいせつで、また牧師と同じように真剣に誠意をもって相手に話をするといったようなこともしなければならないと思います。
その人その人の生活に関するいろいろな話を、できるだけたくさん聞くことです。
私の25年間にわたる販売生活において、いちばんいいアプローチの方法だと思ったのは、まず第一に相手の趣味や道楽を掘り出し、その趣味や道楽について話を合わせていくことだった。
おすすめを聞いたら自分でも実践してみる
相手とさらに距離縮めるのに有効なのは、「相手のおすすめを実践する」ことです。
- 相手がおすすめのYouTuberがわかったら、後日そのチャンネルをチェックしてみる
- 相手がおすすめの映画を教えてくれたら、実際にその映画を見てみる 等
相手のおすすめを自分でもトライして、それを後日相手に共有すると、すごく喜んでくれる場合が多いです。それで実際に自分の好きなものが増えたらうれしいですよね。
ポイント
おすすめを聞いたら自分でもやってみる
血液型を聞いて失敗しました
共通の話題の一つに「血液型」がありますが、僕は失敗したことがあります。
初対面の相手に血液型を質問したところ、「何型と思いますか?」という見事な質問返し。
何型と答えても、必ず理由を聞かれます。
その場でパッとプラスな理由と一緒に回答できるならいいですが、気の利いた回答をするハードルは高いです。
「几帳面だからA型ですか?」と聞いたら、「いえ、O型です」みたいなこともたくさんありました。
「几帳面っぽそうだから」のように、外見で相手を評価をするのも失礼(特に初対面)なので、個人的に血液型は避けたほうがいいと思います。
【②】相手の持ち物を話題にする
相手との共通の話題がなかなか見つからない場合は、相手の持ち物に着目するのもありです。
身に着けているもの、持っているものは少なからず相手の関心があるアイテムなので、話がはずむ可能性が高いです。
代表的なものだと
- 時計
- 靴
- カバン
このあたりでしょうか。
僕がおすすめするのは、スマホです。
スマホはだれでも持っていますし、自分と同じ機種である可能性もあります。
- スマホの機種
- どれくらい使ってるか
- バッテリーの持ち具合
- キャリアはどこか
- おすすめのアプリ
スマホだけでたくさん話題が広がります。
おすすめのアプリを聞いて、その場でダウンロードしてみるのもありですね。
僕は大学時代、同じ授業の友人と初めて会ったときにスマホの話題になり、「同じ機種」「同じキャリア」「同じ色」ということがあり一気に仲良くなったことがあります。
相手の容姿は話題にしない
相手の容姿を話題にするのは控えましょう。
相手の容姿を褒めたとしても、もしかしたら相手が実は気にしていることかもしれません。
地雷を踏むと関係修復が不可能になることもあるので、容姿ではなく相手の持っているアイテムに触れるのがよいです。
【③】相手の名前を呼ぶ
すごく簡単にできて、しかも効果が高いのが「名前を呼ぶ」ことです。
誰しも自分の名前を呼ばれると反応してしまいますよね。
名前を呼ばれると相手に無意識に注意がいってしまうので(カクテルパーティ効果)、初対面で打ち解ける際に相手の名前を呼ぶのはおすすめです。
相手の名前が「ハイタワー」さんなら、
「好きな食べ物はなんですか?」と聞くのではなく、
「ハイタワーさんは好きな食べ物はなんですか?」と聞くほうが効果的です。
むやみやたらに名前を付ける必要はありませんが、ところどころ名前を付けて会話するとより打ち解けられるでしょう。
まとめ
今回は、初対面の相手と打ち解けるコツをご紹介してきました。
どれも僕がこれまで実践して効果があったやり方なので、試してみる価値はあるはずです。
いろいろ人によって合う・合わないがあると思うので、実践していく中でご自身に合う方法が見つかればうれしいです。
打ち解けるコツ
- 共通の話題を探す
- 相手の持ち物を話題にする
- 相手の名前を呼ぶ
これがイイ
- 相手のおすすめを聞いて実践してみる
- 実践した結果を相手に共有する
- スマホを話題にしてみる
これはNG
- 血液型を話題にする
- 容姿・外見を話題にする
- 名前をむやみに付けて話す