みなさんこんにちは。今回はおすすめの本のご紹介です。ご紹介する本は「100円のコーラを1000円で売る方法」です。
この本を手に取ったきっかけは、コーラが大好きだからです。笑
今回は「100円のコーラを1000円で売る方法」について、僕が役に立った部分をご紹介します。
100円のコーラを1000円で売る方法の概要
タイトルに「コーラ」とありますが、コーラはほとんど出てきません。笑
この本は物語形式になっています。
主人公はソフトウェア会社に勤務する女性社員。
この主人公と上司との物語を通じて、マーケティングを分かりやすく教えてくれる本です。
役立ったのはこの部分
この本は①~③の3部作になっています。
今回は3冊のシリーズから僕が役に立った部分をまとめてご紹介します。役に立ったのは以下3点です。
- 顧客満足の式
- バリュープロポジション
- 顧客中心主義
顧客満足の式
この本によれば、顧客満足の式は以下で表すことができます。
顧客が実際に感じた価値から、事前の期待値を引いたものです。つまり、顧客満足度を上げるために必要なのは
- 顧客が感じる価値を高めること
- 顧客の事前の期待値を下げること
となります。顧客満足を式で示した点が興味深く感じました。
バリュープロポジション
バリュープロポジションとは、
- 顧客が望んていて
- 競合が提供できず
- 自社が提供できる
上記3つがそろった価値を指します。
企業が競争に勝つためには、この3要素を持った価値を市場に提供すべきだと書かれています。
3つの輪が重なり合った部分がバリュープロポジションです。バリュープロポジションはこの本のキーワードです。
顧客中心主義
顧客中心主義ときくと、顧客が言うことを何でも受け入れる、という印象をもちます。
しかしこの本でいう「顧客中心主義」は、以下の定義がされていました。
顧客が持っている課題に対して、自社ならではの価値を考えて提供することです。
顧客の課題を解決できる価値を提供する、ここが重視されています。
僕の実践例
「100円のコーラを1000円で売る方法」は企業のマーケティングの話なので、なかなか個人が実生活で生かせる内容がありません。
僕がこの本で読んで実践していることは1点です。
それは期待値を上げないことです。
この本によれば、顧客満足度は「顧客が感じた価値ー事前の期待値」で表されます。
事前の期待値が高いと、事後の結果が良くてもインパクトが薄れますよね。
事後の結果が事前の期待値を下回ると最悪です笑
この顧客満足の式を参考に、周囲の期待値を極力下げることを意識しています。
顧客が感じる価値(青い部分)を上げるのは、ハードルが高いです。
比べて事前の期待値(赤い部分)を下げるのは、簡単です。
周囲の期待値を高めてしまうと、後で自分が苦しみます。笑
逆に自分が他人に対して抱く期待値も、常に低くしておくのもおすすめです。
期待値が低いほど、結果が良ければその分だけ喜びや満足度が高まりやすいです。
まとめ
100円のコーラを1000円で売る方法、僕が学んだ点をまとめると
- 顧客満足は「 顧客が感じた価値」ー「事前の期待値」
- 期待値を下げることが重要
企業のマーケティング系の本は取っつきにくいものが多いですが、この本は物語形式になっていることもあり大変読みやすいです。
みなさんもぜひ読んでみてはいかがでしょうか?